人気ブログランキング | 話題のタグを見る

フィボナッチ馬券

9.28 当日フィボナッチ  いつも有難うございます。

阪神11R
9.28  当日フィボナッチ  いつも有難うございます。_b0201522_1050137.jpg

阪神10R
9.28  当日フィボナッチ  いつも有難うございます。_b0201522_10501399.jpg

中山11R
9.28  当日フィボナッチ  いつも有難うございます。_b0201522_10502957.jpg

中山10R 
9.28  当日フィボナッチ  いつも有難うございます。_b0201522_10504918.jpg

 頑張っていきましょう。 では、また。 by fineteqint

# by fineteqint | 2013-09-28 10:51 | Trackback | Comments(0)

9.29 前々日フィボナッチ(真夜中のフィボナッチ追加しました。)

  いつも有難うございます。
9.29 スプリンターズS(GⅠ)
前々日
9.29  前々日フィボナッチ(真夜中のフィボナッチ追加しました。)_b0201522_23353121.jpg
 
前日
中山11R
9.29  前々日フィボナッチ(真夜中のフィボナッチ追加しました。)_b0201522_1451281.jpg

中山10R
9.29  前々日フィボナッチ(真夜中のフィボナッチ追加しました。)_b0201522_1452552.jpg

阪神11R
9.29  前々日フィボナッチ(真夜中のフィボナッチ追加しました。)_b0201522_1453656.jpg

阪神10R
9.29  前々日フィボナッチ(真夜中のフィボナッチ追加しました。)_b0201522_1455354.jpg

  レース判断を大幅に変更しました。今回の場合、従来のレース判断が馬番の左側に小さく載っています。今回のレース判断は「波乱なし」ですが、⑩ロードカナロワの馬連シェアが大きすぎて、これに引っ張られて馬券が上位に集まると言う考え方です。但し、全く逆のこともありますので、従来のレース判断である「波乱」も頭に入れて馬券を組み立てる必要があります。尚、今日のシートには推薦の印が多過ぎて、もう少しオッズが落ち着くまでは「見」になりそうです。但し、「荒れる」とすると、今回の推薦印の付いた馬が馬券になります。では、また。 by fineteqint

# by fineteqint | 2013-09-27 23:46 | Trackback | Comments(0)

Coffee Break 「神の数式」

神の数式1  この世は何からできているのか

  鉛筆を尖ったほうを下にして机に立てる。完璧に垂直に立てれば立てられるはずだが、何度やっても鉛筆は倒れてしまう。しかし、こんな当たり前の現象が、科学的大発見の元となっていた。スイスにある「ヨーロッパ合同原子核研究機関」で2012年7月にヒッグス粒子が発見されたと発表され、大きな話題となった。
  倒れる鉛筆とヒッグス粒子の関係に気付いたのは南部陽一郎氏。物理学者は神の設計図を発見し数学の言葉数式で書き表したいと必死になっていた。現在分野別ではある程度うまくいく数式は発見されているが、万物を一つの数式で説明することが出来れば、それこそが創造主の数式、神の数式といえる。この万物の理論を見つけることこそが、物理学者の目標であり、夢であった。

天才たちの苦闘

 素粒子物理学とは、この世の全ての出来事が数式で表現できると信じて疑わない人々。万物の理論を数式で表現しようと日々奮闘し、この100年で神の数式に限りなく近づいている。ヒッグス粒子を発見したヨーロッパ合同原子核研究機関の裏庭に、一つの数式が刻まれていたが、この数式こそが今回の主役です。数式の最初はこの世の中を形作っている4つの基本素粒子を表している。
  これらの素粒子は、
原子の中をまわっている電子、
原子の中心である電子核を形作っている2つのクオーク、
その原子核から時折飛び出してくるニュートリノ。

Coffee Break 「神の数式」_b0201522_1316124.jpg

(ヒッグス粒子を発見したセルン(CERN)『ヨーロッパ合同原子核研究機関』の裏庭に在る一枚の石碑、そこには今現在最も「神の数式」に近いという方程式が記載されています。)

 ではこれらを原子の中でまとめたり動かしたりしているものの正体を現しているのが、2番目以降に続く数式で表現される
電磁気力、
弱い核力、
強い核力 の3つ。
  数式の最後の2行はヒッグス粒子の存在を示した部分となっている。神の数式探しの最初の舞台となったのは1920年代後半のケンブリッジ大学。ポール・ディラックは30歳の若さでルーカス教授職についた天才。因みに、このルーカス教授職はニュートンやホーキング博士もいた。
ディラックの興味は4つの素粒子で唯一発見されていた電子に向かった。シュレディンガー方程式を使えば、電子のエネルギーなどをほぼ正しく求める事が可能だったが、シュレディンガー方程式では説明のつかない性質があることも分かってきた。その性質を説明出来る新たな数式を求めようとディラックは奮闘する事となるが、そのアプローチは自分の美的感覚に従う方法で、その美しさとは対称性であった。
(1)対称性
・回転対称性(円は回転対称性はあるが並進対称性はない)
Coffee Break 「神の数式」_b0201522_13183541.jpg


・並進対称性(平行線の縞模様)
Coffee Break 「神の数式」_b0201522_13185559.jpg

  X-Yの座標軸で説明される。円の場合は座標軸を平行に移動すると数式が変化するので「並進対称性はない」ということになります。対称性とは、見る人の視点が変わっても元々の形や性質が変わらないということ。正方形は視点を90度変えてもまったく同じように見える。物理の数式も見ている人の視点が変わったとしても変化しない。それが美しいなのです。

 物理学者は X-Yの座標軸をつかってその対称性と美しさをみている。それは見る人の視点を変えても数式が変わらないという事を意味しており、それこそが物理学者にとっての無二の美なのである。

(2)ローレンツ対称性
  アインシュタインの相対性理論と関係があり、時間と空間は本質的には同じものという意味。その上でもしも神が作った設計図があるとするならばこれは完璧な美しさ、つまりすべての対称性を持ったものに違いない、というものです。ディラックがもう一つ大切にしていたのが、このローレンツ対称性。
Coffee Break 「神の数式」_b0201522_13195488.jpg


 因みに、シュレディンガー方程式はこのローレンツ対称性は持っていなかった。
Coffee Break 「神の数式」_b0201522_13203473.jpg


  ディラックは完璧な美しい数式を追い求め、1928年に電子の量子論という論文を発表し、そこでディラック方程式と呼ばれる数式を示した。この方程式は、回転対称性、並進対称性、ローレンツ対称性の3つを満たすシンプルな数式であった。さらにその後発見されたニュートリノやクオークといった物質の最小単位までもが、ディラック方程式で説明できる事が判明した。

 この世が何から出来ているのかを、1つの数式で解き明かそうとする物理学者たちの闘い。物理学者たちの前に2番目に立ちはだかったのは、素粒子同士を結びつけたり動かしたりしている電磁気力、弱い核力、強い核力の数式がまだ分かっていないということ。
  最初のターゲットは最も身近な電磁気力だった。1930年代アメリカ西海岸にこの電磁気力に挑む物理学者オッペンハイマーがいた。オッペンハイマーは物理学者のあらゆる分野に精通した天才で、後に原爆の父とも言われる存在であった。
 電磁気力の壁に挑むオッペンハイマーたちが注目したのはゲージ対称性という新たな美しさで、これを含む4つの美しさを満たす数式を導こうと試みて、ディラク方程式を発展させたともいえる、新たな数式が生まれた。
  これで、あらゆるものが説明できる、と思ったが、色々な計算を行なうと無限大という意味の分からない数値が出てきた。これはあらゆる物質が存在してはいけないという事を意味していた。なぜこんな数値ばかりが出てくるのか?オッペンハイマーは仲間とともに何度も計算を繰り返したが、この問題は解明できなかった。
この頃、時代は第二次世界大戦へと突入。ウランの核分裂連鎖反応が発見されると、多くの物理学者たちは原子爆弾の開発へと駆り立てられることなり、オッペンハイマーもマンハッタン計画の責任者に任命された。神の数式に近づくための試みは、無限大の問題を解決できないまま姿を消してしまい、原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーはその後、電磁気力の研究に戻る事はなかった。

 純粋な理論物理学の世界で生きる道はなかったのか、戦後自戒の念に苦しめられるオッペンハイマーに手紙が届いたのは1948年のこと、差出人は朝永信一郎という日本人の学者で、手紙には戦争中に無限大の問題を解決する方法を発見したが、それを欧米に発表する機会を奪われていたという内容だった。手紙を受け取ったオッペンハイマーはすぐに論文を書くようにすすめ、1948年に朝永は「量子場理論での無限大の反作用について」との論文を発表。アメリカの物理学者フリーマンダイソンは著書の中で、戦火と混乱の中にあった日本で研究を行なった朝永への賛辞を贈った。同じ事、ファインマンとシュウィンガーが朝永とほぼ同じ理論を発表。戦後の自由な空気の中で無限大の問題は一気に解決を見ることとなる。朝永らが纏め上げた数式は、実験結果とも驚くほど一致をみせたのだった。

  1950年代、神の数式構築を目指す物理学者は思わぬ事態に翻弄される事となる。その悲劇の主役は中国出身のチェンニン・ヤンだった。チェンニン・ヤンはクオーク同士を結び付けている強い核力と、ニュートリノを飛び出させる弱い核力の改名に挑んだが、その手がかりもやはり美しさだった。そこでゲージ対称性を発展させようと考え、物理学者にとっても難解といわれる非可換ゲージ対称性にたどり着いた。これで物理学者たちが神の数式に最も近いと考えるものが、ヒッグス粒子の部分を除き揃った。
 この発見に多くの物理学者たちは沸き立ったが、強い核力や弱い核力を伝える粒子の質量がどう計算してもゼロになってしまうという新たな壁が立ちはだかった。質量がゼロなのは光子だけで、それ以外は質量を持っているはず。数式は美しいのに、重さゼロという大きな矛盾が姿を現し、チェンニン・ヤンの理論について議論しようという物理学者は殆どいなくなってしまった。
  さらに対称性のより深い研究から、力を伝える粒子だけでなく数式上は物質の最小単位である全ての素粒子の重さまでゼロになってしまうという、驚くべき点が指摘された。全ての素粒子に重さがないならば、安定なものはなくなり、この世のものが全てなくなってしまう…という状況に。

 美しさを求め、神の数式に挑んできた物理学者たちの前に突然立ちはだかった重さの問題。1960年代シカゴ大学にそれまでとは全く異なるスタイルの物理学者・南部陽一郎が登場した。
  南部陽一郎が1960年代の初めに最も興味を持っていたのは、番組冒頭にも登場したエンピツが倒れてしまう問題。エンピツを立てる回転対称性をもった設計図を書いても、実際に起きる現象には回転対称性は存在しない。これは後にノーベル賞に輝く自発的対称性の破れという現象だった。これにより解決した事を分かりやすくまとめると、完璧な美しさを追い求めるあまり、重さゼロという矛盾にぶち当たった物理学者たちだが、南部陽一郎は完璧な美しさは崩れる運命にある事を、倒れる鉛筆を例に示しこの世界に重さが生まれてくる事を発表したのだった。

 強い核力からクオークの重さが自発的に生まれる事は判明したが、強い核力を感じない電子やニュートリノ、さらに弱い核力の粒子が数式上ゼロになるという問題。この問題にヒッグス粒子という新手のアイディアで挑んだのが、テキサス大学のスティーブン・ワインバーグ氏。
  当時参考にした論文では、都合のいい粒子「ヒッグス粒子」を利用すれば対称性を保ったまま、素粒子に質量を持たせる事ができるというもので、完璧な美しさを保っていた世界が、その後勝手にそれが崩れるという理論を応用したもの。ただ当時ワインバーグの理論は、ヒッグス粒子があまりに都合が良すぎるとの理由から、決して評判はよいものではなかった。
 迎えた2010年ヨーロッパ合同原子核研究機関は、ワインバーグの理論発表から40年の月日をかけて、人類史上最大の実験をスタート。これによりヒッグス粒子の存在が確認される事となった。

 神の数式の美しい対称性がこの世界にどのように繁栄されているのか。物理学者たちはビッグバン以来の宇宙の歴史を、当初は神の数式に従い設計図どおりの完璧な対称性を保っていたが、ヒッグス粒子などが引き起こす自発的対称性の破れにより質量が生まれ、その結果原子が作られ、あらゆるものが出来上がっていったと考えている。今物理学の世界では重力をも取り入れなければ本物の神の数式に近づけないとの考え方が主流に。神の数式を求める物理学者の戦いは、まだ終わってはいない。
「思考の部屋」(http://blog.goo.ne.jp/sinanodaimon/e/5d7a87efe6f382d633a992e6b2c6b8e3)より一部引用させて頂きだきました。 では、また。 by fineteqint

# by fineteqint | 2013-09-26 13:26 | Trackback | Comments(0)